2006オロロンライントライアスロン国際大会挑戦記
〜鉄人目指して〜 

By Yasunori Sugimura
2006.7.27

個人参加者427名(完走330名、完走率77.3%)
リレーの部参加30チーム(完走28チーム)
天候:晴
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8月27日早朝6時 増毛港スイムスタート地点 
ついにこの斜路に立つことが出来た。 
トライアスロンに憧れはあったものの、泳げない事と、ロードバイクを持っていない事で夢は先送りされていました。
約2年前、石田さんの仲介で丹羽先生からDr,ニワニワ号を譲り受け、トライアスロンへの扉は開かれました。 
スイムスクールでおばちゃん達に混じりブクブクパッから教わり、はため傍目には格好悪いでしょうがお二人のご好意にこた応えるべくこの2年間ガムバリました。 
しかし、完走できる力がついたのだろうか?不安とワクワクする気持ちが不安定な天秤のように揺れ動く。そんな気持ちのまま仲間と共に号砲を待つ。


〜SWIM〜
はっきり言ってスイムは苦手だ。でもチョッピリ、バトルも経験してみたい気がする。
勇気を出してやや前方のロープ際を泳ぐが、泳ぎが安定せずロープとの間隔が広がる。

見た事も無いほど無数のクラゲが居る。さほど苦にならないが、顔だけはカンベンして・・・
そうこうするうちに、来ました!後頭部へラリアート!足首つかみ!いきなりの平泳ぎキ〜ック!すぐばらけると思っていましたが、最後の三角ブイまで続きました。
海でのキックは蹴散らす為だと覚えました(笑)
復路は皆さんに教えて頂いたコース取りに集中し、超できすぎ〜!の37分台 大満足!!  

〜BIKE〜
トランジッション 不安そうに見つめる妻。「子供じゃないんだから・・・」と、右袖に左手を通してしまった。 しっかり見られた。 

函トラ大応援団の声援を受けバイクスタート。ヒロコチャンも一緒だ。200kmもあるのだから最初はゆっくりを心掛ける。
「そこのバイク止まりなさい!」棟方君がふざけて抜き去る。余裕だ。

抜いたり、抜かれたりの人数を数えているうちにマイナスが多くなってきた。
約10km地点、ドーッと団体さんに抜かれた。その中にヒロコチャンも居て、「スギさ〜ん!?」と、驚いた様子。
だんだん自分に腹が立ってきた。
「完走できないかもしれない不安はある。しかし精一杯の自分を出したと言えるのか?」しばらくの自問自答の末、スイッチが入る。今までの借金を返すべく前へ・・・

海岸線を気持ちよく進む。弱い追い風の為軽く30km/hは超えている。心拍数も140台で安定してきた。 
雑誌トライアスロンジャパンで藤原選手が「アイアンマンジャパンのバイクパートでは60kmまではギヤを2枚軽く、120kmまでは1枚軽く」と言っていた。自分も100rpmを目安にペダルを回す。

ゴール地点の羽幌町に入り、「必ず完走するゾ!」とハンドルに力を込める。
羽幌町ではパイロンで道幅が制限され、前の女子選手を抜くに抜けない。
前を見ると遥か彼方まで街を縦断するかの様にパイロンが立っている。見方を変えるとそれだけ人の手が掛かっているという事だ。改めて自分たちは走らせて貰っているのだと気づく。

飛べそうもない体型のオロロン鳥の像を通り過ぎ初山別へ向う。噂どおりアップダウンの連続だ。登りで抜き、下り、平地で再び抜き返されテクニックの差を痛感しつつ遠別へ。

道の駅「富士見」は物凄い応援の人、人、人だ。
函トラ応援団を見つけられるだろうか?と思っていたらチラッと見えました。白地に青袖のTシャツ。真剣な眼差しで声援を送ってくれています。最高の追い風を背中に受けて手塩へ向う。 

途中、見覚えのあるジャージが見えた。「MAEさんだ!」。少し疲れている様子。
しかし、幾度もの練習の中で復活するのをま目の当たりにしている。
「きっと今回も・・・」追い抜く際に「MAEさん一緒に行きましょう!」と声を掛け、しばらくしてから振り向くと、「さすがMAEさん。復活だ!」

落とした工具を拾う際、石田さんの車が通り過ぎる。数百m先行するMAEさんと、石田さん達が待っていてくれているであろう幌延のロータリーを目指す。
「確か石田さんは函館を深夜に発ってきたはず。それなのにこの最遠地まで・・・」。
ケコ様、石田さん、ひとみさん、確かにパワー頂きましたヨ。
向かい風の中、一路バイクゴールの遠別へと気合いが入る。
対抗心は無いが、競争したい気持ちはある。 MAEさんと抜きつ抜かれつしながら遠別へ着いた。  


〜RUN〜

ゆっくりしていると筋肉が固まりそうなのでそそくさと着替えをすませランパートへ。

函トラ大応援団の声援に少し照れながらも41.8kmスタートする。少ししてバイク手袋をしているのに気づく。
5’40ペースで3kmほど行くが持たないと思いペースを落とす。
10km 61分
 このままのペースを保ちたい。
15km地点 ハムストリングスがピクピクしてきた。
バイクパートで甘いものを食べ過ぎたのか胃から落ちていかないようだ。水分も取りたくないがけいれん痙攣気味なのでポカリを薄めて多めに飲む。

20km 2:05 正直なところ、この辺りから記憶が曖昧だ。初山別の天文台付近、弱い自分が顔を出す。ケコ様に渇を入れられ気を取り直す。
杉村さん!?」「お〜ジュニア〜」エイドで布施Jrに追いつく。ということは、かなりの高順位なのか?しかしJrはスイッチが入ったのかどんどん小さくなって行った。自分には追っていく気力も体力も残っていない。これが地力の差か・・・


脇腹もけいれん痙攣してきた。膝も痛い。バンテリンもテープもトランジッションに忘れてきた。
トン子さん、ひとみさん、我妻が車で応援してくれた。しかし、笑顔でこた応えられない。もう一杯一杯だ。いままで、沿道の応援や、エイドでは感謝を込めてありがとうを言ってきたが、棒読みになってきたのが自分ながら分かる。

歩きたい、休みたい、しかし脚を止めるとまた走り出せる自信が無いから歩く勇気も無い。
ランに入ってからはゴボウ抜かれ状態だ。いったい何人に抜かれたのだろう。情ない,悔しい。しかし、よく歩かなかったと少し誉めたい気持ちもある。

ペンギンのようなオロロン鳥の像がある残り5km地点付近、安村ヤッサンが軽快に抜いて行く。あの脚が欲しい!
羽幌町のメインストリートを通る頃生き返る。沿道の応援が「頑張れ!」から「おめでとう!」に変わっている。みのやさんの熱い声が聞こえる。ゴールの青いアーチが見えた。


小杉さんが手を振っている。お忙しい人なのに強行軍で応援に駆けつけてくれた皆川さん、石田さんありがとう!布施パパお世話になりました。ケコ様、トン子さん、ひとみさん、みなさんのお陰でゴールできそうです。

花束をもった妻がコマ送りで駆け寄ってきた。
フィニッシュゲートが「鉄人の仲間へようこそ!」と手を広げているように見えた。



杉村保則の記録
ゼッケン161
SWIM 37:52
BIKE 6:29:03
RUN 4:34:31 
TOTAL 11:41:27
男子の部順位 50位




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