★MTB後編〜過酷なコースに笑うしかない〜

.ホッと一息・・・と寛いでいる間もなく、自分たちの出番となった。林道に張ったチェーンの手前でスタッフの秒読みを待つ。
3・2・1GO! つかの間の休息と補給で体力復活!勢い良くペダルを漕ぎ出す。

ここから
CP-Eまではしばらく林道を走れるが、3.5kmくらいは登りのようです。
700mくらいの直線は、ほとんど登りもなく比較的楽だ。そこを左にカーブしてから徐々に勾配がきつくなってきた。
しかし、これくらいは函館近郊の山々をMTBツーリングで慣れているので、精神的にも体力的にもさほどきついとは思わない。

頂上付近(地図上で標高600mくらいか)になってくるとかなり勾配がきついぞ。一番軽いギア(34T)に落とし、なんとか止まらない様に踏ん張る。
ヒロコはすでに降りて押している(ヒロコのギアはせいぜい28Tくらいかな)自分だけ先に進んでもしょうがないのだが、いける所まで行ってみよう。自分への挑戦だ。
砂利道の急勾配は、技術が必要となる。フロントを引きすぎると前輪が浮いてしまうし、立ちこぎで前輪に重心をかけすぎると今度は後輪が空回りしてしまうので、重心バランスが重要なのだ。分かっていてもどうしようもないこともある、とうとう自分も降りることになった。
勾配がゆるくなる地点までエッチラ、オッチラMTBを押して歩く。ようやく乗れるくらいの勾配になった、もう頂上付近か。

山の稜線伝いに走るとだんだん、うっそうと茂った林の中に入ってきた。笹や雑草、立ち木が行く手を阻む。
コースは少し笹が刈ってあるようだが、かえってそれがバネとなりMTBを押し返す、しかもロングタイツに切り口が刺さる。「えーい、面倒だ担いだ方楽だ、おーいヒロコ、バイク担げぇ!」
そこを過ぎると今度はだんだん下りが入ってくるが、崖を下るようなところが何箇所かあった。足場も悪く、倒木も立ちはだかっている。
下を見るとかなりの急勾配、まともに降りれそうもない「ひえ〜、ここを降りるんかい、ヒロコは大丈夫だろうか?って心配する前に、こりゃ自分も危ない・・・。」

立ち木や弦につかまりながらMTBを担いだまま、ズルズルと少しずつ下る。ある程度下がったところで、上から来るヒロコのMTBを支えながら先に下ろす。更に大木が目の前に横たわっていると、そこを担いだまま乗り越えるのは無理なので、先にMTBを倒木の向こう側にかわす。「ヨッコラショッと!あちゃ、木の枝がスポークの間に挟まっちゃった。あれれ、なかなか抜けねえな、しぶとい・・・」などと悪戦苦闘の連続である。

あははは、もう笑うしかない(これはヒロコも同じ)これもアドベンチャーレースならではの楽しみ方か?
小学校の頃、よく自転車で山に行き、木に登って基地を造ったり川で遊んだ、そんな日々が甦る。
悪戦苦闘の難コースをようやく乗り切り、林の木立の中を気持ちよく走り抜ける。

約2km程行ったところで、
Staff8ポイントに着く。ここから恐怖の川下りである。川に降りるには高さ2m位あるコンクリートの壁を伝って降りなければいけない。思わずスタッフに「ここはどうやって降りればいいの?先にバイクを投げ降ろすしかないかねぇ?」と聞いてしまった。
冷静に考え直し、先に自分が降りてから、ヒロコからBIKEを渡してもらえばいいことに気がついた。

目の前の橋の下にありました
CP-Eが!リストバンドを腕にはめ、いざ出発!
またまた冷たい水の中へ!戦争映画のワンシーン再現。しかし、今回は川下へ進むので抵抗も少なく、しかも水深も膝下と浅いので比較的楽である。
少し行ったところで、後ろから他のチームが追いついてきた。我がチームの後ろに付き、ジャングルのごとき川を一緒に行軍する。

次の
CP-Fは比較的大きな道路にある橋の下だ。しかし脇を見ると国道か道道らしき道路が平行に走っているのだが、なかなか着かない。地図で見ると1kmも無いようなのだが、非常に長く感じる。
そのうち、後ろのチームの一人が「だんだん、俺たち何やってるか分からなくなってきたぁ。」だいぶへばって来ている様子。
我々、MAEとヒロコは6〜7時間の長時間バイクトレーニングもこなしているので、この時点で精神的にはさほど堪えてはいない。

ようやく
CP-Fをゲットし道路にあがったが、少し早かったようだ。再び先へ進むと小さなえん堤みたいなところに出た。この辺の水深は自分のへそ位かな。そこでせき止めている1.5m程のコンクリート壁をよじ登らなければいけないが、幅が狭くバイクを先に上げることはできないので、壁にバイクを立てかけよじ登った。
さあ、次は愛車だ・・・あれ?バイクが無い・・・(ーー;)。 おー、あったあった水没して辛うじてハンドルの一部が見えてるぞ。
ハンドルの片方をつかみ強引に引き上げる。
幅20cm余りのところをバイクを担いで、バランスをとりながら渡る、まるで「やじろべぇ」みた〜い。

ここでまたまたコースミスをしてしまう。その真っ直ぐ先にスタッフの車があったので、その道路に渡ってしまった。
少し行ってヒロコを待ったが、他のチームが来ない。地図を広げ確認したが、今いる道路がコースと離れている。
わずか300m程ではあるが大きなタイムロスをしてしまった。
あわてて戻ると反対方向にちゃんとテープが張ってあった。うーん思い込みとは恐ろしいものだ・・・反省(-_-;)
そこから500m程走ったところでようやくTA2に到着。

ランパートへ続く・・・



TOPへRUN編へ