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バイク編:
1300台のバイクが並ぶ広大なバイクラック。前日の写真だがスイムからあがるとこんな感じでした。
ホヌーで日焼けはこりごりだったので、月光仮面スタイルの長袖白シャツを着る。 ウェットスーツの下に全部着込んであり ウェットスーツを脱いで バイク手袋 バイクシューズ 心拍計 ヘルメット ゴーグルを着用して バイクスタンドに向かう。 バイクスタンドは芝で、間違ってバイクに乗らなくてよい ここでうっかり乗るとルール違反になる アスファルトの道路に出たところでバイクに乗る。 数十メートル前をマッキーが行く バッセルトンの街、海岸道路でマッキーをかわす。 スイムをあがれたので少し機嫌がよさそう。 いまからは大丈夫だろう。 とても景色がよい。 高級住宅街の端正なたたずまい。 庭から応援してくれる人々 クルーザ用の人工の入り江があり、 そこに住宅が建っている。 クルーザが舫われている。 すごいリッチ。 クルーザーを家の前に停泊できる住宅が一番高級 次に海に面している住宅 道路を隔てて、内陸側の家は安いとか 津波の心配は無いんだろうか? やがて郊外に出る。 風が強い。 時々スポークが唸りを上げる。 DHポジションを保って耐える。 林に向かう。 風が遮られ、楽になる。 しかし路面が粗くなる。 老朽化して凸凹になったのではない。 吸水性を保つため、多孔質の表面のまま。 タイヤがゴーと鳴る。 DHバーのアームレストにも衝撃が来る。 しかし許容範囲。 これは凸凹ではなく、ごく表面の粗さが原因なので このためにタイヤの空気圧を下げたり 太いタイヤを低圧で使うなどは勧められない。 前22で低圧。後19で高圧なども考えたが、 結局前後とも19の細い高圧タイヤを使用した。 パンクを防ぐ意味でも十分に高圧にしておく必要がある。 低圧にするとパンクしやすいだろうなと思った。 やわな軽量タイヤではなく、 耐パンク性能のよい丈夫なタイヤが必要。 しかし路面はよく清掃してあり パンク修理で停まっている自転車はいつもの大会より少なく思えた。 風をブロックする林はありがたい。 ただ太陽が真上から照るので、 せっかくの緑のトンネルも影が出来ない。 森林浴の樹木の香り。 最高に気分がよい。 やがて折り返し。 なかなかマッキーはこない。 やっとすれ違う。 顔色はよさそうだ。 眼に生気が戻っている。 コースミスして戻ったとの事 失格になっていないのなら構わない 完走には影響ないだろう。 高級住宅街の外にある分岐点に戻り また別の林に向かう。 エイドステーションには必ず簡易トイレが置いてある 立ちションはご法度。 また大きいエイドには赤十字のコーナーもある ここでワセリンを分けてもらい、助かった。 オージーの美女が大きな入れ物に入ったワセリンを 手で持ってきた 私はそれを指ですくって 股間へ 美女の視線は私の顔 にこにこしてyou are wellcome と言ってくれる 淑女だ、レディだ。 だれかさんだったら別のところに視線がいくだろうと思った。 赤面するが、背に腹換えられない。 ちょっとした股ずれ、 足のマメなどがロングでは致命傷となる事もある。 すこし痛くなりかけていたが、これで安心。 概して、路面が滑らかなところは風がある。 風がブロックされている林では路面が粗い。 悪条件が重ならないのがよい。 やがてもとのバッセルトンの街に戻る。 ここで街一番のにぎやかなクイーンズ通りに入る。 ロータリーを一周して戻る。 ロータリーにはDJがいて、 音楽をじゃんじゃん鳴らしながら 選手の紹介をしてくれる。 ノリがよい。 街の人への顔見世。 これで1周。
ほとんどが平屋のクイーンズ通り。車をどけて、建物をログハウスにしたら西部劇の街並みになる。バイクゴールの前にここを往復する。勇者の凱旋を思わせるものすごい声援。鳥肌が立ちます。
あと2周ある。 2周目一番気分的にだれやすい周回。 集中してDHポジションを取る。 周回違いの上級選手にさっと抜かれるが 同じ周回と思われる選手はどんどんと抜いていく コアマッスルが弱いと、DHポジションを長く取れない ビリーで鍛えた腹背筋。 同じ周回と思われる選手達はそろそろDHがつらくなり 腰を伸ばしてバイクに乗っている。 陽が高く暑くなってきた。 時々熱風を感じる。 熱風を感じるのは気温が体温以上になったときといわれる。 しかし、カラッとした乾燥した空気。 体感的にはあまり暑くない。 汗は全くかかない。 しかし服には塩の結晶が吹いている。 日差しは強い。 スカイブルーではなく藍色の空から 暴力的ともいえる紫外線をたっぷりと含んだ日差し。 無防備な素肌をさらすととんでもないことになる。 おそらくランの後半で、 やけどの脱水症状でリタイアを余儀なくされ、 数日間のた打ち回る。 そんな予感がする。 月光仮面スタイルは、日差しを服が反射し、疲れにくい。 木陰から、日向に出て太陽を浴びたときの苦痛が少ない。 正解だった。 郊外に出る。 風に耐え、 ついで森林浴のご褒美のかわりに路面の粗さに耐える。 分岐点に戻る。 ロータリーにいました 超ビキニ美女2名。 飛び上がって応援してくれる。 見事なプロポーション。 ありがとう、 いいもの見せてもらった。 また力が湧いてくる。 思わずthank you. very sexy! と声を掛ける。 無邪気にwell doneと返してくれた。 水、塩、餅、羊羹、バナナなどを規則的に取る。 水はエイドステーションが近づくと 残りを頭にかけて、新しいのをもらう。 大きなビスケットもあった。 くどい甘みがなく、なかなかよい。 カロリー補給にもよさそう。 しかし、喉にひりついて半分くらいで放棄した。 前半なら食べられたと思う。 林の中のエイドステーション。 ボランティアがごま塩のように見える。 なんと無数のハエがたかっている。 歩いたり、走ったりしていれば少ししかたかられないが じっとしていると山のようなハエにたかられる。 ごま塩のようになりながら、眉一つ動かすことなく 水のボトルをもってじっと立っているボランティアには 頭が下がりました。 ボランティアのレベルは今まで出た大会随一です。 手渡しミスで取り落とすことがまず無い。 とても集中してやってくれている。 ほかの大会に選手として出場しているような人たちのようです。 競技の機微を実によくわかっている。 このようなボランティアを前にして こちらも集中したレースをしなければ申し訳ない そんな気にさせるレベルの高いボランティアの人たちでした。
オーストラリアのハエには有名なジョークがある。 オーストラリアに来たばかりの人はハエのたかったものは食べない。 1週間たつと、ハエを払って食べる。 1か月たつと、ハエがたからないものは食べない。 わたしも、たしかに帰る頃にはハエを払って食べるようになっていました。 「ハエがたからないものは食べない。」というのは、ハエもたかれないような農薬や甘味料、着色料など不自然なものが付いているものは食べない。ハエがたかるのは安全な食品の証とでもいいたいのだろう。ハエを我慢しても自然を大切にするオージーの心意気を感じる逸話だと思いませんか?
3周回目に入る。 めっきりバイクの数が減った。 一人旅のところが多くなる。 コースは分岐点にはバイロンで方向が指示されており、 集中していれば間違えない。 2周回の間に、コースを記憶するとなおよい。 スイムで手間取ったので ここで会う選手はバイクに関しては格下の選手ばかり 疲労でDHが取れず、腰を伸ばしている。 体の大きな選手は、通常向かい風に強いが 大きな選手が体を伸ばすと壁のよう 脚が長く、高いサドルに座り、そこで体を伸ばしている。 そびえたつ高さ。 向かい風をもろにうけて辛そう。 そこへ私が、低いサドルでDHポジションをとって 風をすり抜けるように走って、抜いていく。 遠くでも見えた選手は全部抜いた。 ハワイホヌーでは上り坂で牛若丸気分を味わった。 ここでは巨大なアメ車をすいすいと抜いていくキュートな月光仮面。 上り坂では牛若丸、向かい風では月光仮面のふうさんなのです?! 周回の間2回ずつマッキーとすれ違う。 意欲満ちて元気一杯というところまではいってないが 目は死んでいない。 大丈夫だろう。 十分に時間がある。 バイクゴール。 ふうさん 6時間54分24秒 マッキー 7時間23分02秒 マッキーはミスコースで10分くらい損したと思われる。
ラン編: バイクゴールして トランジッションテントに入る。 バイクショーツを脱いで、 バイク手袋を脱いで、 スパッツをはく 夜が寒そうなので 靴下もはく 薄手のベストも羽織り、 しかし黒い木綿の長袖Tシャツは 日差しが強いので使わなかった。 バイクゴーグルはそのまま 帽子をかぶってさあ出発。 ゴール閉鎖まであと7時間40分ほど残った。 十分だ。 キロ11分で間に合う。 歩いても間に合いそうだが、せっかくだから集中して、全部走ろう。
ジェッティの根元にあるレストラン。 手前の遊歩道はランコース。 テラスからビールやワイン片手に応援してくれる。 一杯飲ませて!と言いたくなるのを我慢する。 貸切で結婚披露パーティを連日やっていました。 ここのステーキは美味しいらしいが、残念ながら食べる機会がなかった。
エイドでは帽子に氷を入れてもらう。 水かけもあるが 靴がぬれないように 気を配ってくれるのがとてもありがたい このような細やかな気配りは初めてで感動ものでした。 エイドには水、コーラ、スポーツドリンク、ビスケット パワーバー、オレンジ、バナナなどが置いてあった。 海岸の遊歩道を走り、やがて海岸沿いの住宅街へ 高級住宅街で、品のよい人たちが多い。 応援も実に熱心。 なにか携帯電話で、RCチップに反応して 選手の名前が出るようになっていると思われる ファーストネームを呼んで応援してくれる。 フカシイ ガンバレ といってくれる。 ハワイではgoodjobが多かったが こちらでは well done の掛け声が多い。 応援は途切れることなく、 また陽気なオージーたちはとてもノリがよい。 中間の橋を通って川をわたったところに サンタクロースの扮装をした人が応援してくれている。 真夏のサンタクロースも暑くて大変だろう。 しかし、遅くまでずっと応援を続けてくれた。 太陽が傾き、影が長くなる頃 水かけと氷を帽子に入れるのをやめる。 空気が乾燥しているので、濡れた服はすぐ乾くだろう。 マッキーはすぐに追いつくと思っていたがなかなか来ない。 2週回目でようやく遭遇。 だいぶ歩いているようだ。 時間は十分ある。 全部歩いてもいいから、絶対にゴールするよう話す。 2週回目の半分で日没。 帽子とゴーグルをはずす。 ひたすら走る。 たまに歩きに抜かれてもくさらない。 脚の長さは仕方ない。 2周回目の終わり頃、真っ暗になった。 しかし、昨晩ほどは寒くない。 涼しくなり、足取りが軽くなる。 3週回目、急にコースの選手数が減る。 しかし応援は暗闇でも続く。 歩いている人が多い中 私のように走っていると特に熱く応援してくれる。 3週目のまだ3分の1くらいでマッキーと会う。 急に離れた。 最後はまじめに走ったらしい。 3週目折り返しの後、同じツアーのYさんが追いつく。 とてもあせっている。 間に合うだろうか? ゴール閉鎖時間を15分はやく勘違いしていた。 教えてあげるととても喜んだ。 チェジュで失敗し、今回再度アイアンマンに挑戦との事。 これでアイアンマンになれる とうるうる気味で喜んでいた。 初めてなのでうれしさはひとしおだっただろう。
余裕があったので暗いところでは星空をみた。 オリオン座の上にシリウスが見える。 さかさまだ。 ボランティアに南十字星の位置をきく。 大きなにせ十字と勘違いしていたのがわかった。 小さいが明るい4つの星。 やっとわかった。
やがてゴールが近づく。 congraturation! you are ironman! の大合唱。 人垣が出来、人のアーチをくぐる。 ハイタッチ。 そしてゴール。
元気にゴール マッキーが撮ってくれました。
翌日ゴールゲートにて完走シャツを着て
還暦の年をアイアンマン完走で締めくくれた。 まだ若い。 まだまだやれる。 先にゴールしていたマッキーもきて祝福してくれる。 長い一日が終わった。 ゴールテントには食事が用意されていた。 ソーセージやベーコンは喉を通らず。 コーンスープがあり、これを飲ませてもらった。 3杯ほどおかわりしてようやく落ち着く。 宿に帰り、風呂に入って、安らかに眠った。 ランゴール マッキー 5時間22分12秒 ふうさん 7時間14分46秒 バイクより時間がかかった。これでも全部走っているんですよ。いつか体重を減らして軽やかに走りたいものだと思っています。
総合 マッキー 15時間10分05秒 カテゴリー4位 ふうさん 16時間37分45秒 カテゴリー16位
SWIM BIKE RUN TOTAL MAKIMOTO, Mieko 02:13:57 07:23:02 05:22:12 15:10:05 MAKIMOTO,Fukashi 02:13:56 06:54:24 07:14:46 16:37:45
12月6日 日曜日 ランの終盤、魔法の言葉を思いついた。 間違いなく時間内にゴールインできる 勝利の確信の後こみあげる喜びとともに思いついた言葉 喜びのトランス状態でようやく思いついた言葉だった ゴールして一息ついて、この言葉をかけると マッキーはとても元気になった。
夜が明けた。 4時には明るくなり、自然に目がさめそうになる。 また眠る。 5時頃、外で水音がする。 ホテルだけでなく各家の庭のスプリンクラーが一斉に放水を始めている。 散歩する人、ジョギングする人。 なるほど、健康的な国柄だ。 飛行機からみると砂漠が多かったが、 めったに雨が降らない 乾燥した地域。 こうやって、努力して緑地を保っている。 ほっておいても緑地がある日本は恵まれている。 マッキーはとっくに起きて散歩に行っている。 走っている人、庭の手入れをしている人。 町の清掃をしている人。 早朝からすごく人が多かったと話す。 7時に朝食。 冨田さんと会う。 風邪気味で冷えてしまい 痙攣に耐えながらスイムを泳ぎ切ったが 丘にあがってから震えがとまらず。 医療テントにいってリタイアしたとの事。 セパレートのウェットスーツで、 上下のつなぎ目のマジックテープが 泳いでいるときに離れ どっと海水が入り、 冷えと、水の抵抗増大が一気に襲ってきたと ちなみにわれわれも 同じS社のオーダーメイドのウェットスーツを着ている 現在は、下半身用が胸まで延長されている。 たとえマジックテープの接着が離れても海水侵入はない。 冨田さんは前のタイプで下半身が腰までしかないやつ 古いタイプを使用している人はは直してもらったほうが良い。 風邪気味になったのは着いた日の夜。 昼夜の寒暖差が20度もある。 暑さ対策と同時に寒さ対策も必要です。
さて朝食は、 相変わらずベーコンエッグとコーンフレーク、 トースト、フルーツの朝食。 ただ、このホテルはレース当日朝4時に朝食を作ってくれた。 これは、すごいサービス。 欧米人に共通したプライベートタイムを大切にするお国柄。 残業なんて絶対しない。 アイアンマンは特別なイベントとして ほんとに例外的に対処してくれたものと思われる。 感謝、感謝です。 レース前日に、近所の日本食弁当屋みたいなところで 海苔巻寿司弁当を買っておいて一緒に食べた。 しかし、ベーコンエッグにしろ、コーヒーにしろ 温かいものを食べたり飲んだりできるのはとても助かる。 ホテルはエスプラネードホテル。 現地読みではエスプラナイドです。 ジェッティの根元、200m足らずの位置。 会場に近いのはなによりありがたい。 それだけ長く眠れます。 レースは6時スタートだったが、4時まで眠れました。 朝食後散歩に出かけ、 前日砂浜に埋めたビーチサンダルを回収する。 ジェッティを300mくらい歩いてみる。 早くも釣りをしている人もいる。 7時半、すでに陽は高く、日差しはきつい。 しかし、風は冷たい。 ひなたはじりじりと暑く、 日蔭はひんやりと寒い。 ぶらぶらと海岸道路を散歩して 9時過ぎにアイアンマンビレッジに行く。 トランジッショングッズを受け取り、 成績を確認する。 私のカテゴリーは 23人出場、16人完走。16位でした。 マッキーは 10人出場、9人完走、4位でした。 マッキーは入賞と思ったのですが、 アワードパーティの表彰は3位まででした。残念。 マッキーのライバルをチェック。
1 FULTON, Lyn 24/16/8 59/5559 01:19:37 06:21:50 04:33:02 12:24:46 2 WILLIAMS, Pamela 19/23/17 56/5559 01:14:43 06:55:14 05:40:10 14:04:06 3 MCCARNEY, Lori 37/28/24 55/5559 01:42:42 06:43:42 05:49:50 14:33:56 4 MAKIMOTO, Mieko 41/36/28 57/5559 02:13:57 07:23:02 05:22:12 15:10:05
1位は別格。適わない。バイクとランも強い。マッキーが理想のレースをしてもスイムの差だけ残りそう。 2位以下は、十分に射程距離。 気合を入れれば、そしてもう少しスイムが早くなれば 勝てない相手ではない。 1位は59歳! 来年から上に上がっていなくなるが、 マッキーが上に上がった後再び ライバルとして立ちはだかる可能性がある。 2位56歳、3位55歳。 いまから、長いお付き合いになるかも。
出続ければそのうちいいこともあるかも? という成績でした。
私のライバルは? 当分自分との戦いだけです。
10時過ぎに、予約していた、 マーガレットリバー、ワイナリーツアーに参加する。 パースからも遠路はるばる来る人気スポット。 幸いバッセルトンの南数十キロ。 広大な大陸では隣のようなもの。 バスで向かう。 昨日レースで走ったところとは別。 田園地帯を走る。 小さな沢といってよい小川や ちょっとした池があると 大きな牧場がある。 ここらは水が財産であることがわかる。 次々とワイナリーを案内してもらう。
ワイナリーの畑 左が札幌のU君。 バイク5時間と少し、スイム1時間と少しの強豪?! ランは……….!? 競輪選手のような体型です。 英語も堪能。今回とてもお世話になりました。 冨田夫妻、マッキーズ、Tさん。 おそろいの青いシャツは完走ポロシャツ。 このシャツはオーストラリアの空の色を思い出させるでしょう。
自由に試飲出来る。 旅なれた札幌のU君は口に含んでわずかに飲んで 後は捨てていた。 私は、こんなうまいものもったいないと全部飲んでしまった。 おとずれたワイナリーで一本ずつ気に入ったものを買った。 1本は、同じホテルに泊まった日本人仲間の打ち上げパーでティで空けた。 2本は自家用に持ってかえるつもりだった。 とくに赤のスパークリングワインはユニークでうまかった。 大事に樽で熟成されており 値段も、1本20豪ドルくらいでリーズナブルであった。 おそらく全部国内消費され輸出するほど作られていないのでしょう。 輸送や貯蔵のストレスがない、大切にされたワインはそれだけでうまかった。 1ダース買って、船便で送ろうかとも考えきいて見たが 商品代よりも送料の方が高いとのことであきらめた。 ワインもさることながら、 オーストラリアの田園地帯を満喫した。 ちょっとした草花、虫、鳥、全部北半球とは違う。
ワイナリーの中庭 鵞鳥に愛想をふるがにげられるマッキー
夕方アワードパーティに出る。 オージーはノリがよい。 少ししか聞き取れないが楽しそう。 頻繁にジョークを連発してみんなドッと沸いているが まだ自分の英語力はそこまで達していないのが悲しい アイドル歌手と思われるステージや 踊りや、タイコなどの出し物も豊富。 レースの疲れとワイナリーでたくさん飲んだので 胃が弱っている。 肉、ソーセージ、ジャガイモ、などが主体の料理はほとんど受け付けなくなっていた。 ところが同じ日本人仲間の若い女の子はおおきな皿に 山盛り4皿ぺロリと平らげていた。 恥ずかしそうに笑わないで下さいねといいながら。
オージー料理をもりもり食べるやまとなでしこ二人 女性は強い。
これならレース後の回復も早いだろうなと思った。 74歳になるワールドチャンピオンの小島さんもいた。 前回のハワイワールドチャンピオンシップで優勝し 来年の出場権はすでにシードで確保。 この大会は遊びに来たようなもの 山盛りの皿をおいしそうに食べていました。 そしてお代わりも。
ワールドチャンピオン小島さんとの光栄のツーショット なにか盟邦の叔父さんと顔も雰囲気もそっくりでした。
強い人は胃腸が丈夫。 好き嫌いを言わない。 どこの国の料理にも順応できる。 徳島と茨城から来た60台後半の二人組み。 一人はハワイアイアンマン11回出場というつわもの。 落車事故で腰椎をつぶして、 一時は半身不随で車椅子生活になることを宣告されたこともあるとか。 手術後懸命のリハビリで復活、再びハワイアイアンマンに出場した。 みんないろんなドラマを持ってきている。 8時半に、例の中華料理屋に場所を移し 日本人の打ち上げ会を催す。 9時半で閉店の店に 10時半まで粘らせてもらい、強縮でした。 あっという間の楽しい2時間だった。 名刺やメールアドレスを交換し合い いろいろなノウハウを交換し合った。
鈴木さんと。彼はチェジュでも一緒でした。ふうさんと同じエイジグループ。 写真ありがとうございました。この記事で鮮明で映りの良い写真はすべて鈴木さんから頂いたものです。
12月7日月曜日 パースに移動。 モンマルトルという港町に寄る。 港のシーフードレストランで昼食。 いわゆるフィッシャーマンズワーフです。 食券を買ってお盆を持って並ぶ形式だが とてもおいしかった。 人件費が高いためでしょう よほどの高級店以外はこの形式が多い。 ちなみに1時間20(地方)−30(都会)豪ドル(約80円)が最低賃金です。 リッチです。 広大な大陸。 少ない人口。 人が一番貴重なのでしょう。 オージーは人に飢えたかのように、 とても人懐っこくフレンドリーです 次に水。 他のものは有り余っている。 資源もスペースも。 やっと現地のうまいものが食えたと思った。 モンマルトルは由緒ある港町で 町全体が歴史建造物のよう 新しい住宅なども、町並みを考えたデザインとなっている 古い英国風の町並みだそうです。 とてもシック。 オーストラリアをいままで田舎田舎といってごめんなさい という感じでした。 空港に寄って、早帰り組を降ろす。 そして、西オーストラリアの州都パースに行く。 きれいに線引き区画された整った街。 町並みもモンマルトルを大きくしたよう。 英国風の建造物が多い。 ビルも多いが、 いずれも一工夫され英国風の味を出している と同行の冨田さんが教えてくれる。 キャットバスという、 無料バスが市の中心部を3系統に分かれて運行している。 1系統約1時間で1周。 2系統乗って市内見物した。 12月7日火曜日 翌日は公園と商店街を散歩して、パースの街を満喫した。 商店街に巨大なクリスマスツリー
真夏のクリスマスツリー
函館のベイエリアのクリスマスツリーを思い出す。 去年函館ベイのツリーを見ながら 還暦アイアンマンになる事を誓ったことを思い出す。 一年たって、こちらは真夏のクリスマス月。 藍色の空。 まぶしい真夏の太陽に照らされたクリスマスツリー 函館に帰ったらベイのクリスマスツリーを見に行こうと思った。 ふとランのとき、 シックなクリスマスイルミネーションに飾られた 端正な住宅の間を駆け抜けたこと。 サンタに扮装した人がずっと夜中まで応援してくれていたのを思い出す。 今回二人そろって完走できたのは、真夏のサンタの贈り物だった。
昼に空港に行く。 荷物検査で 重量制限がとても厳格になった。 700豪ドル払えといわれてびっくり。 現在豪ドル=米ドルくらいです。 そこで荷物の再梱包をする。 せっかく買ったワインも放棄。 ほか、あまり惜しくないものを次々と放棄 あずけ荷物から多量に手荷物に移動。 ようやくペナルティ無しになった。 このとき札幌のU君に大いに助けてもらったのでした。 彼は留学歴がありとても英語が堪能。 この大会も3度目でオージーなまりにもなれており ほんとに頼りになりました。 あらためて感謝です。 成田パース直行便は週に3便しかない。 行きはこの直行便で結構すいていて、 隣の空いた席に脚をのばし エコノミーなのにファーストクラスなみにリラックスできた。 帰りはシンガポール経由になる。 びっちりと満席。 ガチンコのエコノミー シンガポールまで8時間弱。 読書三昧ですごす。 シンガポールで2時間待機 シンガポールから成田までまた8時間弱。 深夜。もう読書の元気はない。 かといって窮屈で眠りにくい。 これは疲れた。
12月8日水曜日 翌朝成田着。 夜に冨田さんにマッキーの完走祝いの宴を神田のふぐ料理店でしてもらう。 ご馳走様でした。 夢のような味で、 レースと長旅に疲れた体に滋養が染み渡るのが体感できた。 品川パシフィックホテルに宿泊。 とても素敵なツインをあてがってもらいラッキーでした。 ベットはやわらかいが腰があり寝返りをうってもはずまない 枕が各種あり、私好みの硬いのもある。 いつもぐっすりと眠れ疲れがよくとれる。 このホテルは高級だが、 パックツアーにするとそれほどでもなく 受付のとき、前の宿泊歴がすぐわかるみたいで リピータとわかると何かと さらに特別便宜を図ってくれるようです。 お勧めですよ。
帰りの飛行機深夜、 私が眠れなくてのた打ち回っているとき となりでマッキーはくーくー寝ている。 大物です。 あなたはいずれ必ずワールドチャンピオンシップに 出られる日が来るでしょう。 どこででも寝られる なんでも食べられる フレンドリーですぐお友達ができる 今回いろんな人に会いましたが、 強い人の共通点でした。
ワイルドで人懐っこいオージー達はみなこの強みを持っている。 手ごわいです。
おわり |