大阪国際女子マラソン参戦記
〜走るたびに速くなる女HIROKO〜

H18/1/29(日)  
大会前日、朝1便で、羽田を経由し大阪へ。お昼には、関西の人。とりあえず、大阪城を見学する。その後受付のホテルへ・・・同じ場所で、歓迎のつどいもあった。
せっかくの機会なので参加。”場違いなところに来てしまった^^;”と思いつつ、おぉ〜!ヌデレバだぁ〜、シモンだぁ〜ヌデレバの声はかわいいなぁ〜などと一流選手を間近で見られて、大満足!大会の応援ソングを歌っているアルフィーや市民ハーフの部で参加する千葉ちゃんも登場し、会場が盛り上がる。ごちそうもいただき大満足(^O^)

 さていよいよレース当日!多くのランナーが、隣のハーフの受付会場へ向かう中、関係者以外立ち入り禁止となっている長居競技場へ。気分も上々!まずは、スペシャルドリンクをあずける。5キロごとにおけるのだが、25キロと30キロの2箇所にグリコのCCDを入れたペットボトルを預ける。中身も申請しなければならない。

私の前の人は、バームでした。東京国際の30キロで、おなかが減って辛かったので、カロリー補給ができるCCDに。まわりのみなさんをみると用意周到にストローがさしてあったり、飾りがあったり・・・でも私がとる頃には、自分のくらいしかないだろうし、わかるだろうとただのペットボトル^^;いえいえスペシャルをとれるまで走らせてもらえることやら・・・

 さて次に点呼。ゼッケンをつけたウェアーをみなさん手にもっていたので、発信器の確認でもするのかな?と思っていたら、ユニフォームの商標の確認でした。ランシャツを見せたら、ランパンもということで、いつもはいているのを見せると係員さん渋い顔・・・フランクショーターのロゴのサイズが大きすぎアウトでした。「ロゴはワンポイントと覚えておいてくださいね(^-^)」と思いっきりガムテープを貼られてしまいました^^;でも「走っている途中にテープがはがれたら、仕方ありませんから(^_-)」といっていただいたので、その後すぐにはがしちゃいました。

さて更衣室へ行くと、ロッカーには各選手のナンバーカードが貼られていて、自分用のロッカーが用意されており、否が応でも緊張感が高まります。先程のガムテープ事件もあり、ますます、”場違いなところに来ちゃったなぁ〜”東京国際では、すぐにお友達もできたのに・・・緊張感がただよう、ロッカールームでは、あいさつを交わすのが精一杯。
 とりあえず、アップへ。長居競技場は、とても広く、国道へ出るまで、1キロ以上ある。長いなぁ〜と思いつつ走る。テレビ中継車や収容バスやいろんなお店が並んでいてにぎやかである。昨年の東京国際で知り合いになった香川のKさんと、今年の壱岐の島ハーフで知り合った福岡のNさんから激励の電話をいただく。もちろん函トラのみなさんからもたくさん応援をいただき、1キロでも長く走ろうと改めて心に誓う。

 係員さんが、ロッカールームに「そろそろ準備をお願いします」といいに来る。
フィールドに出る。スタンドにもたくさんの人だ。最終点呼を終えると、アルフィーのライブが始まった。選手のみなさんもステージに駆け寄っていたが、そんな心境でもなく、空を見上げた。天気も、気温もけちのつけようがない。いつもは、スタートラインに立てたことを喜び、今日一日を楽しもう!と自分に言い聞かせるのだが、そんな余裕もなかった。

 「スタートの準備をしてください」とコールがかかり、ウィンドブレーカーを脱いで、スタートラインへ。ヘリコプターが旋回している。テレビカメラのクレーンが頭上を行き交う。
 号砲がなる。競技場を3周。1キロ4分50秒。ちょっと遅いが、先は長い。先程試走した。国道へ続く公園内の道を走る。すごい沿道の人である。ちょっとハイペースになってくる。だが、このくらいで行かなければ、時間内に完走できない。ほとんどフラットなコースである。しかしながら、自分にとっては、かなりのハイペースなので、登りといえないほどの傾斜も辛く感じる。5キロ22分。予定より1分速い。
10キロ44分。予定より2分速い。貯金となるか、オーバーペースとなるか・・・

次の5キロはちょっと落ちたが、それでも22分台。昨日のぼった大阪城の天守閣が見える。少し行くと先頭集団に会う。ヌデレバもシモンもいない。エッ?と思いつつ、歴史ある風情の公会堂方面へ曲がり、後続集団を見ることはできなかった。

 さぁ!いよいよメインストリート御堂筋である。心斎橋の折り返しまで、あと2キロほどか?ようやく折り返し地点。自分はかなり後ろと思っていたが、それでもまだ私の後ろにも多くのランナーがいた。ハーフ地点で、1時間33分02秒。函館ハーフのベストに近いタイムである。後半どこまで落ちるのか。でももう計算できる範囲内ではない。未知の世界が開けるかも?という希望のみで走る。次の5キロも何とか22分台をキープ。初めてのスペシャルドリンクも無事飲むことができた。

 名物と言われている大阪城の坂に来る。本当に国際陸連の公認コース?と思うほどの下り坂である。激坂を苦笑いで下って、気分もリフレッシュ!大阪城内での声援のすごさに感動!でもそんな気持ちも長くは続かず、28キロ付近から足が重くなる。
いよいよきたか。どちらかと言えば、イーブンペースで走るタイプなので、30キロの壁を感じたことがなかった。「これが30キロの壁?」と思いつつ走る。さすがに5キロごとに1分ずつタイムは落ちていく。”でも1分しか落ちていない。前半の予定より早く走れた分の貯金もある。”と自分に言い聞かせて走る。自分がどのくらいのペースで走れているのかもわからないくらい、足が重い。
40キロの関門をクリアすれば、とりあえず完走させてもらえるとのこと。その後の2キロを考えず、40キロがゴールと思い走る。あと5キロ、4キロ・・・と1キロごとの表示をたよりにこらえた。40キロの関門通過!これで完走できる。

 タイムは・・・3時間2分!えっ!自己ベストを出せる?キロ5分で走れば、自己ベストだ!長居競技場の公園内に入ったものの、競技場までは、長い。何があるかは、わからないから、ゴールするまでは油断してはいけないぞ!と気持ちを持ち直し、でも先程までとはうってかわって、明るい気持ちで走ることができた。競技場が見え、ゲートをくぐる。あと100メートルのところにある時計は、3時間12分台を指している。完走も無理と思っていたのに、自己ベストでゴール。

 3時間13分。あと2回このコースを走る権利も得ることができた。今回ばかりは、完走も無理と思っていた中、自己ベストでゴールでき、辛いレースをこらえてよかったと涙がにじんだ。
 ロッカールームでシャワーを浴び、用意されたバスに乗り込み閉会式の会場へ向かう。
 無事、完走してのパーティーは、格別である。レース前とは違い選手同士もうち解け、大阪にも知り合いができた。隣のテーブルにシモンが来た。シモンは、9位で表彰台を逃したが、さすが1流選手。表彰式では、椅子から立ち上がって、入賞した選手に敬意を表していた。

 昨日にもましてのごちそうに、昨晩はひかえていたビールで祝杯を挙げ、また思い出に残るレースが一つ増えた。練習不足で完走を無理と思っていたものの、挑戦することの大切さを改めて感じた。またこのレースにかけてきた選手やこのレースを大切に思う選手に出会い、仕事柄子どもをみるとちょっかいをかけたくなり、シモンの息子をなで回し、また新しい挑戦を誓った。


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